ソーシャルメディアの意義

ブログやツイッターなど、ソーシャルメディアを利用する機会が増えてきました。

ソーシャルメディアが普及し、利用者が増えていくということは、「サイレント・マジョリティ」を形成していた多くの人たちが、自分自身の意見を考え、発信することで、「サイレント」ではなくなり、社会を動かす大きな原動力になっていくのではないかと思います。


例えば、日本の政治家を指す言葉として、「○○族」というものがありました。これは、日本の社会において、自分たちの意見をカタチにするためには、特定の「集団」を形成し、「集団」として活動したほうが効果的であったことを、端的に表す言葉だと思います。その政策が、その他多くの人たち(あるいは未来のその他多くの人たち)にとって知らず知らずのうちにマイナスの影響を与えていることだったとしても、「サイレント・マジョリティ」を相手にするより、政治家としても特定の「集団」を相手にしたほうが、その手腕をカタチにしやすいというメリットもあったと思います。

日本人のほとんどに相当する、例えば数千万人が「集団化」するには、あまりにも規模が大きく、現実的には不可能であったため、「サイレント・マジョリティ」にならざるを得なかったということが実態ではなかったかと思います。


でも、ソーシャルメディアの普及により、今まで「サイレント・マジョリティ」とされてきた(不確かな)大多数の集団が、例えば、多くの人にとって不利となる政策等に対して敢然と反対意見を言うことができ、また反対意見に「同意」することも可能になってきました。


これからますます「当事者意識」を持って生活していく必要がありそうですね。