本当の遊休施設

「遊休施設のないよう、あらゆる資産を洗い出して、有効活用していかなければいけない」ということを耳にします。将棋で言えば、「遊び駒を作らない」ということでしょうか。

最近読んだ本の中に、「遊休施設」に関しておもしろいことが書いてありました。

「よく『遊休施設をなくせ』と言うが、一番の遊休施設は自分自身の頭ではないだろうか。自分自身の頭こそ、もっともっと働かせることができるはずなのに、果たしてそれを最大限有効活用していると言えるだろうか」


確かに最大の「遊休施設」は、自分自身の「頭」にあるのかもしれません。身体を働かせる場合、体力や持久力などによる個人差がありますが、それ以上に、いろいろなことを想像し、創造していくことのできる「頭」は、もっともっと大きな個人差が発生しているように思います。そして「頭」は、その活用の仕方によって、人それぞれに「違った強み」を活かしていくことのできる柔軟性を持っているように感じます。

私自身、今まで最大限、自分自身の「頭」を有効活用してきたかと問われれば、全く不足していたと反省します。「人間の脳は、半分も活用されていない」という言葉も耳にします。これからもっともっと働かせていくことができるはずだと、前向きに捉えていきたいと思います。

では、これから自分自身の最大の「遊休施設」である「頭」を、もっともっと有効活用していくには、どのようにしていけばいいのでしょうか。私なりの感覚としては、「頭」も「授かり物」であると思い定め、常に感謝の気持ちを忘れないことから始めることが大切であるような気がします。私自身がそのことを疎かにしてしまうことがよくあるので、この「マインドセット」からスタートさせていきたいと思います。


感謝の気持ちを忘れず、謙虚な態度を心がけ、自分自身の「遊休施設」を最大限活用していけるようになりたいと思います。