クリスマスケーキ

昨日までの3日間、いろいろな場所でクリスマスケーキを街頭販売していました。どんなものが売っているのか、いくらくらいのものを並べているのか、今の自分には(残念ながら)ご縁のないものと思いつつ、歩きながらチラチラと見ていたのですが、ふっと疑問に思うことがありました。


街頭に並べられているクリスマスケーキのどれもが、3〜4人で食べる大きさのもので統一されていたからです。「大きなクリスマスケースを、家族の待つ家に持っていき、みんなの笑顔が広がっていく」という場面を想定しているのかもしれませんが、良くも悪くも、今の日本では単身世帯が主流になりつつあります。そうであるなら、単身世帯の人が少しでもクリスマス気分を自宅で味わえるような「クリスマスケーキ」があってもいいのではないかと思いました。一人で食べられる大きさで、適度な価格で、味にこだわったおいしそうなケーキがあったら、買ってみたいような気がしました。


自分自身の境遇を何か特別なものに感じたり、自分だけ寂しい思いをしているように感じたりしてしまうことが、ないことはないのかもしれませんが、実は「主流派を生きている!」ということを、街頭のクリスマスケーキで思い知らされたような気がします。