What’s Up

今までに何度か、レコード店をはじめとするいろいろな店舗で気になる曲が流れ、「これは誰の、何という曲だろう??」と思ったことがあります。


最初に「誰の曲だろう?」と思ったのが、浪人時代に代ゼミの書店で流れていた佐野元春の「SOMEDAY」です。浪人生にとって励みにもなるような曲ですので、気になりましたが、すぐに特定することができました。確かそのころ、CMでも使われていた曲だったと思います。


次に、東京のツタヤで流れていたミスチルの「終わりなき旅」。これも社会人となり悶々としている私にとって励みとなるような曲でしたので気になりましたが、「おそらくミスチルの曲だろう」ということはすぐにわかりました。その後、曲名もすぐに特定することができました。


曲を特定するのに最も時間がかかったのは、4 Non Blondesの「What's Up」。これは、レコード店をはじめいろいろな店舗で当時流れていましたが、スマホがなかった時代ですので、なかなか特定することができませんでした。レコード店で流れていたときがあったので、店員さんに聞こうと思ったこともありましたが、聞く機会を逸してしまい、その後、特定することができないまま、その曲のことはほとんど忘れかけていました。


その後、かなり日数が経ってから、友達がたまたま聞いていたMDプレーヤーの中にこの曲が入っていたので、ようやく曲を特定することができました。


曲名を特定させるとき、有名な歌手の曲であれば、すぐに特定することができました。でも、洋楽で、歌手自体がそれほど有名でないとき、特定させるのに時間がかかる傾向にあるようです。今では鼻歌検索のアプリがあるみたいですので、このように悶々とすることはかなり少なくなっていることでしょうが…。


最近は、そもそも「この曲が気になる」と思うこと自体、ほとんどないような気がします。「いい曲を探したい」という欲求自体が薄れ、今までの名曲で満足しているような傾向にあります。もっともっと、新しいものに好奇心をもって目を向けていかなければ、と反省させられました。