桜と鶯

山の中では、そろそろ桜が満開になろうとしています。

まだまだ肌寒く、霜が降りる日もありますが、早朝から鶯が鳴いています。

 

木々が芽吹き、山肌がピンクになったり青々となったりして、そのグラデーションが綺麗な季節となりました。

 

「人はいさ 心も知らず ふるさとは 花ぞ昔の 香ににほひける」

 

平成から令和へ

本日(平成31年4月1日)新元号が発表され、「平成」の次の元号は「令和」と決まりました。

「令和」は、下記の万葉集の歌の序文から二文字とったものでした。

 

「初春の令月にして、気淑(よ)く風和(やわら)ぎ、梅は鏡前の粉を披(ひら)き、蘭は珮後(はいご)の香(こう)を薫らす」

 

専門家のお話では、当時梅は外来種であり、それを鑑賞すること自体、新しいものを積極的に取り入れようとする前向きな姿勢が読み取れる、とのことでした。

 

ちなみに私自身、次の元号が何になるか、その方向性だけは予想していました。「明治」のM(ま行)、大正のT(た行)、昭和のS(さ行)、平成のH(は行)以外の行からはじまる漢字二文字と予想し、か行、な行、や行、ら行のどれかから始まる言葉、おそらく「か行」ではないか?と(根拠なく)勝手に予想していたのですが、見事に外れました。

 

何はともあれ、あと一ヶ月で「平成」の時代は終わり、「令和」の時代が始まります。あと一ヶ月の平成年間で取り組むべきことにしっかり取り組み、前向きな姿勢で「令和」の時代を迎えたいと思います。

イチロー選手引退

いつか必ずやってくることは重々承知していても、そのことを考えないようにしている真実…。

その最たるものが死でしょう。生きている以上、そのことと向き合っていかなければならないのですが、あまりの恐怖で自らの無意識がその真実から蓋をしているような気もします。

イチロー選手の引退も、いつかは必ずその日がやってくることだったのですが、まさか昨日、突然にやってくるとは思いもしませんでした。

イチロー選手も、まさに平成の時代を彩った人物でした。まもなく平成の時代を終えようとするこのタイミングでの引退に、時代の節目を感じます。

ただ、「元イチロー選手」は今日もトレーニングをするということでした。プロの野球選手ではなくなっても、野球選手であることに変わりはないということなのでしょう。

考えたくないけど、必ずその日はやってきてしまう。だからこそ、今日を迎えることの有り難さを忘れず、今日を大切にしていきたいと思います。

新しい芽

昨日は靖国神社の桜が4輪のみ咲いたようで、開花宣言とはなりませんでした。

5輪以上咲けば開花宣言を発表するようですので、おそらく本日(3月21日)が開花宣言となることでしょう。

 

自宅内にある小さな植木鉢の中の木も、新しい芽を吹き始めました。冬の間、葉が枯れてしまっていたので、もう生きていないのかと心配していたのですが、杞憂でした。

 

いよいよ本格的な春がやってきそうです。

湯島の梅

先日、湯島天神の梅を見に行きました。

 

上京してから一度も行ったことのない東京の名所がたくさんあることに気づき、少しずつ訪れようと思っているのですが、湯島天神に行くのも今回が初めてでした。

 

梅まつりの期間で、梅がきれいに咲いていました。年配の人がほとんどかと思っていたのですが、大学生らしき人や、国際カップルのような若い人も多くて、湯島の梅のように観光客も多様性があり、そちらも驚きでした。

 

夕方に行ったのですが、ビルに囲まれて咲き誇る梅の姿は、かなり幻想的でした。

 

身近なところにある名所を、もっともっと散策したいと思います。

3月11日

2011年3月11日から8年。

 

あの日を境に、何かが変わったと感じている人は多いのではないでしょうか。

 

あの日の大きな揺れが、蘇ってきます。映画の中のシーンに、自分自身が立ち会っているような不思議な感覚がありました。

 

揺れはいつまで続くのか、と恐怖を感じました。その後、東北地方に大きな津波が来ていることを知り、「日本はどうなってしまうのか」と本気で思いました。

 

コンビニに行っても、スーパーに行っても、商品が置いていない、という状況に初めて遭遇しました。

 

あの日のこと、あの日のあとで起こったことを忘れず、静かな気持ちで今日一日を過ごしたいと思います。