敗因と勝因

「勝利の中には敗因があり、敗北の中には勝因がある」


最近読んだ本の中に、このようなことが書かれていました。上記のことは、スポーツの試合を見ていると実感としてわかります。試合終了と同時に勝者と敗者とに鮮明に分けられますが、試合過程を見ていると、その結果にいたるまでにはほんの些細な「差」しかなかったりします。


だからこそ、勝者はその試合から「敗因」を学ぶべきであり、敗者はその試合から「勝因」を学ぶべきだということでしょうか。


勝ってしまったら、その喜びから「思考停止」に陥ってしまうことが考えられます。その試合は十分に「敗者」になっていた可能性もあるので、その「敗因」をこそしっかり見つめていく必要があるということでしょうか。また、敗者は本当なら「勝者」になっていた可能性もあるわけで、その「勝因」を突き詰めていけなかったことこそしっかり見つめていく必要があるということでしょうか。


「僥倖は、大きな敗北の原因になり得る」


「万事塞翁が馬」という言葉がありますが、何がどのように影響してくるかわかりませんので、常に一歩一歩前進していくことを意識して取り組んでいきたいと思います。