WBC優勝

今年のWBCはまさにSHOTIMEでした。大谷翔平選手が二刀流で活躍し、日本チームを優勝に導きました。

準決勝のメキシコ戦では、9回裏に初球を打ち、一塁ベース前で自らヘルメットを脱ぎ捨てて激走し、二塁ベース上では日本ベンチに向かって気持ちを鼓舞させる仕草が印象的でした。

決勝のアメリカ戦では、最後にリリーフで登板し、トラウト選手を三振に打ち取って優勝が決定した瞬間、グローブと帽子を投げ飛ばし、日本チームの歓喜の輪の中に入っていったのが印象的でした。

今回の日本チームは、楽しんでいる姿が印象的でした。大谷選手をはじめ、ベンチではふざけ合っている姿がしばしば映し出されていました。「楽しむことで自らのパフォーマンスを最大限発揮させる」という合理的な判断のもと、わざと楽しんでいるようにも見えました。今までの侍ジャパンは「日の丸を背負う重み」を自らに課し、プレッシャーを受け入れて戦っているように見えたのと対象的でした。

何か新しい時代に突入しているように思い、ジェネレーションギャップを感じたりもしました。「仕事は楽しむことで、自らのパフォーマンスを最大限発揮すべき」と言われているようにも感じました。

ダルビッシュ選手の「日本の野球は、筋トレなど、正しい方向に進んでいる」というコメントも印象的でした。ラグビー の日本代表チームがブライトンの奇跡を起こしたときも、日本で開催されたワールドカップで予選を通過したときも、日本チームの選手は体格的にも負けていませんでした。

「日本人は体格的に劣る」という見方は、ただの偏見だったのではないか、と思うようにもなってきました。

今回の侍ジャパンの活躍を通して、本当にいろいろなことを考えさせられました。本当に感謝したいです。ありがとう、侍ジャパン!!