「下段者」と「上段者」

「下段者は、上段者の力がわからない」

という言葉があるそうです。様々な人とお会いしていると、「この人すごいなあ、と感じるけど、それはなぜなのだろう」と考えてしまうことがあります。つまり、その人の「すごさ」が私自身わかっていないということになります。

「一期一会」という言葉があるように、ひょっとしたら「その人」とお会いするのは、その時が「最初で最後」になるのかもしれません。仮にまたお会いする機会があったとしても、第一印象はお互いずっと残ってしまうものなのでしょう。

その人のすごさがわからないとき、どうすればいいか、(これも教えていただいたことですが)とにかく相手に失礼のないような姿勢を崩さず、「すごい」と感じることを把持し続けることが大切だということです。いつかは、その人の「すごさ」を、ほんの少しでも理解する日が来るのかもしれません。その日が来ることを信じて、把持し続けていきたいと思います。