最終試験

ある心理療法家の本に、試験前の苦しみを夢に見ることの意味について取り上げておられました。


そのときのストレスの強さが今になっても疼いているとも考えられるし、これからやってくる「死」に対する人生最後にして最大の「試験」に向けた準備不足を無意識に感じ取っているとも考えられるそうです。

「死」に向けた「最終試験」とはどのようなものなのでしょうか。いろいろなことが考えられますが、いつ死ぬかわからないことから、「今」を精一杯生きているか、また何のために「今」の時間を費やしているかが問われているということでしょうか。


私も大学の卒業試験の夢をしばしば見ることがあります。「まだ卒業するまでカリキュラムを全うしていないし、試験勉強の準備もできていない」ため、焦ってしまう夢です。


まだまだ「今」に対する密度、目的が不足しているのかもしれません。