今でも自分を励ましてくれるもの

先日、また同じような夢を見ました。


大学生の私は就職活動に励んでいましたが、なかなか内定を出してくれる企業がありません。大学生の私なりに面接トークを練り上げていきますが、所詮は付け焼刃ですから、百戦錬磨の人事担当者には私の魅力のなさが透けて見えてしまうのでしょう。結局一社も内定を出してくれる企業がないまま就職活動シーズンは終わりを迎え、しかも卒業に必要な単位を修得していなかったことにも気づき、茫然と立ちすくんでしまいます。私は史上最大の自己嫌悪に陥り、鏡に映る自分自身の顔に、手に持っていた櫛を思い切りぶつけ、夢から目が覚めます。


今思えば、もっともっと積極的に企業研究を行い、大企業や有名企業でなくてもキラリと光る企業を自分なりに見出して面接を受けにいくべきでしたが、現役の学生だった私は、やはり明確な自分なりの物差しを持ってはいませんでした。


今思えば、それほど大変な状況ではなかったと思いますが、当時の私は目の前が真っ暗で、ダメな自分自身が悔しくて悔しくて仕方がありませんでした。でも、その悔しさが、今でも自分自身を励ましてくれていることが、ようやく理解できる年齢になってきたようです。


その経験によって、無意識のうちに自分自身の可能性を狭めようとする一面もあるような気がしますが、でもやっぱりその経験が、今の自分自身に対しても励まし続けてくれていることのほうが大きいように感じます。


自己嫌悪の感情から少しでも自分自身を癒していくためにも、そしてもちろん、何らかの貢献をしていくためにも、しっかり仕事と勉強に励んでいきたいと思います。