「科学の幽霊」

先日、本を読んでいたら「科学の幽霊」という言葉が出てきました。想定され得るさまざまな危険が気になって仕方がなくなる状態のことを指しているようです。


「科学」についての捉え方は、私自身、常に中庸でいたいと思っています。科学が万能だとは思っていないけれど、科学自体はどんどん進歩をしているのであろうから、それについてもっと知りたいという気持ちもあります。


一方、「○○の幽霊」については、本当にいろいろなことが当てはまると思います。ちょっとしたことが気になり、まるで身の回りに「起こってしまったこと」のように感じてしまうことがありますが、実際は杞憂に終わることが多々あると思います。


まるでとても大きな「テーマ」(例えば、自分自身の未来など)が重荷になりすぎないように、日々こまごまとした「幽霊」が目を逸らすように仕向けているかのごとくです。


些細なことととても大事なことをしっかり区分けできるようにしていくためには、「覚悟」が必要なのでしょうか。やるべきことはしっかりやって、「不確実性」を受け入れる覚悟を持って、大事なテーマに取り組んでいくようなイメージでしょうか。