動画コンテンツの意義

昨日、孫社長とジャーナリストの佐々木氏との対談がUstreamで放映されていました。ライブ中継で夜中の1時くらいまで真剣に語っている姿を見て、自分自身、大いに反省させられました。


例えば、「寝食を忘れて仕事に打ち込む」という言葉を目にしたとします。そのとき、ついついやってしまうことは、「自分のレベルに落として理解しようとする」ということです。「寝食を忘れる」といっても、寝ないと体がもたないし、食べないとクラクラとしてしまいます。だから、「寝食を忘れる」とは、一時的にそれくらい集中している状態のことをメタファーとして表現しているくらいの意味だというイメージがありました。


でも昨日の対談で本物の「寝食を忘れる」という状態を目の当たりにし、いかに自分自身のイメージ世界が底の浅いものであるかを思い知らされました。


夜8時から対談がスタートし、本当に朝まで語りつくすことを厭おうとする雰囲気が全くなく、むしろ時間が経てば経つほど想いが深まっていくような感じがしました。実際、夜中の1時でも声がかすれることなく、むしろますます元気な姿をされていました。


今後、動画コンテンツが市場にどんどん普及していくと思いますが、例えば今回の対談のように、同じ社内で働かない限り見ることのできないであろう本物の「寝食を忘れる姿」といったようなものが、編集されることなく多くの人が見ることのできる意義は、非常に大きいのではないかと思います。