他人を批判するとき

ロンドンオリンピックが行われています。毎日何かしらの話題がありますが、日本柔道をはじめ、日本人選手がなかなか金メダルをとれずに苦戦しているニュースが多いような気がします。そのためか、批判的な気持ちでニュースを見てしまうことがあるのですが、批判的な気持ちになってしまう自分自身を反省してみると、少し違うものが見えてきます。


スポーツや政治に対して「井戸端会議」で批判し合うことは、市民に与えられた「娯楽」の一つだと思うのですが、今回のオリンピックを批判的に見てしまう自分自身の心には、大きな問題があるように感じます。自分自身が取り組むべきことから目を背けているなど、無意識に自己嫌悪に陥っている感覚を、オリンピックで頑張っている選手に向けてしまっているのではないかという気がするからです。


本当に批判すべきなのは、歯痒い自分自身のようです。すべての人がそうではないと思いますが、また私自身もそのときどきによって気持ちは違うと思いますが、誰かを批判したい気持ちになっているときには、まずは自分自身を批判すべき無意識の感覚がないかを反省してみたいと思います。