20世紀を代表する都市

上海や北京等の中国の大都市で働くエリートビジネスマンが、出張で東京や大阪に来ると、20世紀にタイムスリップした感覚になるということをテレビか何かで聞きました。


「20世紀にタイムスリップした感覚」とは、例えば生活する上で小銭が必要だったり、ウーバーをはじめとする便利な配車サービスが浸透していないことによる不便を享受しなければいけないことだったりするようです。


小銭の「電子化」等、生活をより良くするために、さまざまな革新的サービスは前向きに取り入れることを検討していくべきだと思いますが、「20世紀にタイムスリップ」という言葉に、何か今後の日本の進むべきヒントがあるようにも感じました。


つまり、東京や大阪といった大都市において、「20世紀を感じさせる都市づくり」がテーマになってもいいのではないでしょうか。東京にいると、意外と緑が多いことに驚かされたり、空気がよくて空が青いことを実感させられたりします。また、神社・仏閣が意外に多い。先進的なビル群が建つ一方で、これらの「都市の奥行き」を活かしつつ、古い建物をリノベーションすることの先進的な場所として、「20世紀を代表する都市」を世界的にアピールしていけるような気がします。