専心

藤井聡太六段の「専心」と書かれた扇子が、あっという間に売り切れたそうです。


「専心」とは、「心を一つのことに集中する」という意味のようです。藤井六段からすれば、当然ながら「将棋」のことに心を集中させるということでしょう。一つのことに集中して仕事に取り組む姿は、羨ましくもあり、また、尊敬の念を抱きます。


一方で、自分自身、「専心」の心境には程遠い、と思うことがしばしばあります。今後どうしていきたいのか、どのように生きていきたいのかがわからず、いまだに悶々とすることが多々あります。


ただ、そのとき冷静に自分自身を見直してみると、いろいろな気づきが生まれます。実は自分自身を過小評価していたり、できない理由をいろいろ見出したりして、自分で自分自身の可能性に蓋をしていることが多いように感じます。


「素直な心」と「専心」は、相性が良いように思います。いろいろなことに思い悩むときは、どんなに年をとっても、素直に自分自身を見直す気持ちを忘れずに持っていたいと思います。