頭の中のCPU

先日、将棋のプロ棋士藤井聡太二冠の何がすごいのかを解説している動画を見たのですが、非常にわかりやすい内容でした。

 

藤井二冠はよく「ジェットエンジンを搭載している」と例えられますが、つまり計算速度が全く異なるということでした。

 

例えば、平均的な実力のプロ棋士がある局面で五つの候補手があると想定し、それぞれ十手先まで読んで最善手を選択する場合、藤井二冠は同じ時間でそれぞれの手を十五手先まで読み最善手を選択する、場合によっては候補手を五手ではなく七手も八手もあると考え、それぞれの手を同じように読んでいるのかもしれない、ということでした。

 

まさに頭の中のCPUが異次元のものだということでした。藤井二冠が詰将棋を考えるとき、「将棋の盤が頭の中にあるわけではない」というコメントを残しているそうですが、これなどは少なくとも私には全く想像できない領域です。

 

今後もますます藤井二冠から目が離せそうにありません。