消費意欲の減退

首都圏に住む20代の人が、30代と比べて「消費意欲」が減退しているというアンケート結果が出たそうです。

自家用車を持たず、お酒を飲まないライフスタイルが浮き彫りになってきたそうです。その代わり、貯蓄に対する関心は高まってきているようです。休日は家にいると答えた人が半分近くに上るそうです。

首都圏に住む人へのアンケートですので日本全国の姿を現しているわけではないでしょうが、「モノを所有する意欲」が薄れてきた兆候の一つなのかもしれません。

30年近く前から、日本人は「モノの豊かさ」より「心の豊かさ」を求める傾向にあり、その差はますます大きくなっているというデータもあります。30代より20代のほうが「消費意欲」がないということは、そのデータの一つの現れとも言えるのかもしれません。

「終身雇用の崩壊」など、将来に対する不安が高まってきているのかもしれません。いろいろな可能性を考えて、仮説を立てられるようにしていきたいと思います。