僥倖のあと

日本がカメルーンに勝って本当にうれしかったです。本田が得点を決めた後も「このままでは終わらないだろう」と思っていたのですが、日本が守り抜いて勝ってくれました。

ただ、長谷部選手も話していたように、「カメルーンが本調子ではなかった」ということも勝因の一つにあげられそうです。ワールドカップで初戦を勝てたことはすごいと思いますが、逆に次の試合の入り方が難しくなったことも事実だろうと思います。


話は飛びますが、最近読んだいくつかの本の中で、「日本は日清戦争日露戦争に勝利した『僥倖』があったがために、第二次大戦で悲劇を迎える結果となってしまった」ということが書かれていました。「僥倖」のあとには、「大きな失敗」「悲劇」が潜んでいるということのようです。それだけ「僥倖」があったあとの生き方、取り組み方は、困難を極めるということでした。


「『僥倖』のあとの生き方は、非常に難しい」ということは、私自身、本当に反省しなければいけません。今までの私は、数々の幸運に恵まれていたと思います。中には私自身の努力が伴っていたとはいえないこともあると思いますので、それについては「僥倖」と明確に認識し、困難の時期を素直に受け止めて、次につなげていきたいと思います。


とにもかくにも、次のオランダ戦までは、いい気分で過ごしていきたいですね。