免許証の顔写真

脳にメモリチップを埋め込むことで、その人が一生の間に見てきた映像を「編集人」のプロが編集するという映画があったかと思います。映画では、その人の顔が一生の間でどのように変化していったのかを、歯みがきや髭剃りなどで毎朝鏡に映る「自分」を取り出し、ダイジェストで編集して早送りすることにより明らかにしていたと思います。

実際、私たちの脳にメモリチップは埋められていませんので、毎朝鏡に映る「自分」だけを取り出し、早送りで編集することは不可能です。そのため、「自分」の顔が一日一日どのように変化しているのかを確認することは、事実上不可能です。


本当は、毎朝見ている顔なのですが、一日ごとに急激な変化があるわけではありませんので、その「変化」を日々確認することは至難の業です。でも、先日、運転免許証の更新をした際、5年前の「自分」の顔写真と、更新したばかりの「自分」の顔写真をマジマジと見る機会がありました。

それを見て、明らかに変化していることを確認することができました。「ああ、自分も完全にオッサン化しつつあるんだなあ」と。


一日一日の変化は感じにくいことなのかもしれませんが、やっぱり確実に変化しているということのようです。今日も一日、悔いのない日を過ごしていきたいと思います。