「温故知新」

「古きをたずねて新しきを知る」

という意味の言葉ですが、「環境ビジネス」にしっかり取り組んでいくための一つのキーワードであると感じます。温暖化ガスの排出量削減が世界的な潮流になっており、具体的にどのように取り組んでいくかに問題が移行しつつあると感じます。

「経済の下方硬直性」

という言葉があるそうです。私たちは、一度経験した「生活レベル」を率先して下げていくことは非常に難しいのかもしれません。「進化とは、多様化に向かうことである」というお話を聞いたことがあります。私たちは、選択肢がたくさんあることに「豊かさ」を感じるのかもしれません。

確かに豊かであればあるほど、「変化」を求めるようになるのではないでしょうか。都心で仕事をして自然豊かな場所で休暇を取る、豪華な食事の次には質素な食事を求める、というように、一人の生活の中にどんどん「多様性」が膨らんでいるのかもしれません。

「多様性」を追求していく中で、懐かしい何かにスポットがあたり、新しい付加価値を伴ってその「何か」がまた浸透していくのかもしれません。そのような過程において、「環境性」と「経済性」を伴った商品・サービスを見出していければ、と思います。