正負の可能性

物理学者であり文筆家であった人の随筆に、次のようなことが書いてありました。


「学者の間では、『できるだろう』という可能性については根拠を追求することが当然のようになっているが、『できるわけがない』という可能性については、根拠を追求する前に決め付けてしまっていることが意外と多い」


もちろん学者だけでなく、日常的なことにおいても、無意識のうちにそのような考え方が浸透しているように思います。


「負」については特に感情的になることが多いため、「思考停止」のような状態になってしまうのでしょうか。


日常的なことにおいても、意識的に「正」「負」ともに冷静になれる視点を持っていたいと思います。