好むと好まざるとに関わらず

昨日の深夜、NHKユニクロの特集を放送していました。その中で柳井社長は、「今ではグローバル経済が当たり前になっている。それは、勝者がすべてを奪い取っていくような厳しい面もある。好むと好まざるとに関わらず、私たちのような日本企業も世界を相手に戦っていかなければならない」といった主旨のことを語っていました。そして、その後にぼそっと続けられた言葉が印象的でした。


「それは、どんな零細企業であっても同じことだと思いますよ」


今まで「世界を相手にする」「世界をイメージする」ということは、自らの分をわきまえていない話になってしまうだろうという、少し卑屈な受け留め方をしている自分自身がどこかにあったのですが、「そうではない!」ということを反省させられました。


すでにグローバル経済の流れは避けられないのだから、自分自身の置かれた立場なりに「世界を相手にする」「世界をイメージする」ことは、「好むと好まざるとに関わらず」必要なことだと思い知らされました。そして、柳井社長が社員に語った言葉が印象的でした。


「うちの会社では、日本だけで仕事をしようと思っている人は必要ありません」


思わず「痛たたたっ」と胸を押さえたくなりました。どんな立場であれ、その覚悟が大前提なのですね。