流されない錨

ある先生から、「流されない錨」を持つことが重要であると教えられました。この言葉は、本当にいいですね。


実際に生活していると、「そうはいっても・・・」とか「理想はそうかもしれないけど・・・」など、いろいろと「試される場面」に遭遇します。そのときこそ、この「流されない錨」が威力を発揮します。


弱い自分が言い訳をしたくなったとき、浮かんでくる言葉があります。「それでも…」という言葉です。確かに理想を持つことはいいことだけど、もういい歳して何ら成し遂げていない自分に何ができるというのか、仮にこれから頑張ったとしても自分ひとりの力では大したことはできないのだから、それよりも大きな「流れ」に委ねて生きていったほうがいいのではないか…


そう思うとき、「それでも…」という言葉を意識します。「それでも…」のあとには、いつも前向きな言葉が続きます。「それでも」希望を持ち続けるべきではないか。「それでも」自分らしく生きていくべきではないか。「それでも」…


そういう思考を繰り返していくうちに、だんだん自分の中から力が湧いてきます。今日も一日、大切にしていきたいと思います。