2010-07-01から1ヶ月間の記事一覧

キラーコード

音楽では、「キラーコード」なるものが存在するそうです。「これを入れれば、琴線に触れさせることができる」というコードです。「若者たち」の歌の中に入っているので、「若者たちコード」ともおっしゃっていましたが、これを音楽以外のビジネスの言葉で言…

「評価」に対する変化

10年ほど前に出版された(アメリカの)評論家の本の中で、スティーブ・ジョブズに対する評価が、次のように書いてありました。「スティーブ・ジョブズの頑固さが仇となり、急激に変化しているビジネス環境に対応できなくなった結果、アップル社を壊滅的な状…

鮮明なビジョン

事業を行うにあたり、「経営理念」→「ビジョン」→「戦略」→「戦術」の垂直統合ができていなければいけない、と教わってきました。どれも大切なことだと思いますが、私自身、己の醜さを再確認するためにも、「ビジョン」のことを気にしていることが多いように…

名目労働時間と実質労働時間

「私たちの労働時間は、年間でだいたい2000時間になります」最近見た動画サイトの中で、このようなお話がありました。非常に面白いなあと思ったのは、このお話をされていらっしゃる方の「実質的な労働時間」は、果たしてどの程度のものだろうかと想像してし…

「浅薄」な私

本などを読んでいるとときどき見かけるけど、会話ではまず使わない言葉。さらには、漢字の連なりからだいたいの意味が推測できるので、正確な読み方がわからなくても読解にほとんど影響のない言葉。先日、本を読んでいて、「浅薄」という言葉が引っかかって…

新しくて素晴らしい作品

三島由紀夫氏は「本当に新しくて素晴らしい作品は、人々を不快にする」という言葉を残しているそうです。それは、「事業」においても同じであるように思います。 本当に新しくて世の中にインパクトを与える素晴らしい事業というものは、まず最初に、その事業…

負荷を与える

筋トレをするときは、徐々に負荷を上げていかないと筋肉が悲鳴を上げてしまうそうです。それは、仕事においても同じなのでしょうか。「仕事の大切な能力の一つとして、『基礎体力』が挙げられる」と学んできました。仕事における「基礎体力」とは、(仕事の…

ホッキョクグマの足音

星野道夫さんの本に、確か次のような内容のことが書いてあったと思います。「エアコンのよく利いた快適な空間でくつろいでいるまさにそのとき、北極圏の厳しい環境の中で、食糧を求めてさまよい歩くホッキョクグマの確かな足音が、あなたの耳には届いている…

ビジネスと出会った瞬間

最近読んだ本の中に、面白いエピソードを紹介するものがありました。〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 子供のとき、同じクラスの子の家に遊びにいったら、一目でその家庭が貧しい生活をしていることに気づき、衝…

「−」の重み

「ある人物のことを紹介するとき、『18○○−19○○』というように、生まれた年と亡くなった年を記載することで、その概略を表現します。本当は『−』の部分がとても重要であるはずなのに、重要な部分は『−』の一文字で済まされてしまいがちです」 このようなこと…

謙譲ネタ

私自身の学生時代にとてもフィットする話題が、最近の動画(テレビ、動画サイト)でいくつか目にすることができました。〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 1.「日本人で不思議だなあと思うのは、『学生時代はずっ…

陳腐で薄汚れた服

子供の頃戦争を体験し、ユダヤ人としてさまざまな迫害を受けつつも、両親を残して「西側」に亡命した経営者の本を読みました。まるでDVDにすべてを保存していたかのように、母国での回想があまりにも鮮明であることに驚きます。 亡命に成功し、アメリカに…

若い人から学ぶこと

最近、年齢的に私よりも若い方の本をいくつか読みました。「若い人って本当に残酷だなあ」と思いました。生きている時間は私より少ないはずなのに、私よりも遥かにたくさんの経験を積み、遥かに多くの人生を生きているという現実を目の当たりにしてしまうか…

マインドセット

ある先生から教わった「マインドセット」という言葉が好きです。「マインドセット(mindset)」とは、辞書で調べると「心的態度、(固定した)考え方)」とあります。つまり「マインドセット」とは、「(自然と向かってしまう)心の方向性」ということでしょ…

貯金できないもの

最近読んだ本の中に、「チャンスは貯金できない」と書いてありました。自分自身、素直に反省しなければなりません。正直なところ、今の私には、何がチャンスで何がそうではないのかよくわかっていないために、チャンスを逃がしていることが多々あるように思…

一番無駄のない生き方

会社を続けていくために、いろいろなことで節約しようとします。それは会社のことだけではなく、個人の生活においても同じです。そのようなことをずっと考えていたのか、最近「一番無駄のない生き方」を思いつきました。 それは、「生きない」ということです…

「えらい」の意味

日本の標準的な言葉の意味でいうと、「えらい」は「偉い」で、「偉大な」ということになると思います。最近おもしろいなあと思ったのは、「えらい人」=「しんどいことができる人」と表現している本があったことです。 私の田舎では、「えらい」という言葉は…

利の本は義なり

論語を解説する本の中に、次のような文がありました。「利の本は義なり〜本当に利を得たいと思うのなら、義という根本に立ち返らなければいけない」 「利」を「利益」とするなら、「義」とは何になるのでしょうか。辞書で調べると、「利害を捨てて条理に従い…

日々、三省

論語に次のような言葉があるそうです。「われ日にわが身を三省す〜伝へて習はざるか、習はざるを伝ふるか」 ⇒「私は日に何度もわが身を反省する〜伝えられたのによくこれを習熟しなかったのではないか、よく習熟していないことを人に伝えたのではないか」 最…

三年寝太郎

日本の民話の一つに、「三年寝太郎」というお話があります。その内容はいろいろなバリエーションがあるそうですが、三年寝太郎が灌漑事業をやってのける話に興味があります。〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 い…

金魚の水槽

実家で金魚を飼っているのですが、金魚だけなのはどうかと思い、同じ水槽でメダカも飼うことにしました。ある朝、突然メダカたちが一匹残らず消えていました。死骸になって浮かんでいるわけではなく、全く姿が消え失せてしまっているのです。ボーっとした頭…

峠道のサイクリング

先日、峠道を自転車で駆け上っていきました。健康のためにと思ったものの、自転車を引きながら山道を登っていくことは想像以上に大変でした。九十九折の峠道は、何度曲がりきってもなかなか頂上が見えてきません。ゼーゼー言いながら、自転車を引いて登って…

七夕の裏書

訃報が伝えられた梅棹忠夫さんには、「裏がえしの自伝」があったそうです。「私は〜になれた」という「表」の自伝ではなく、「私は〜になれなかった」という「裏」の自伝です。一生の時間は限られていますので、いつも私たちは何かの選択を迫られ、いろいろ…

無料高速道路

先日、社会実験として無料化されている高速道路区間を運転しました。おそらく交通量の少ないところで無料化の実験をしているのでしょうが、想像していた以上に交通量がありました。走行車線を運転していたのですが、走行車線・追い越し車線とも適度(?)に…

パンドラの箱

「パンドラの箱を開けてしまったら、ありとあらゆる災いが飛び出し、苦悩と悲しみに満ちた世界になっていった―」「パンドラの箱」という言葉を聞いて、だいだい上記のような話しか知らなかったのですが、実はそのあとで次のような件があることを知りました。…

「羽生マジック」

将棋の羽生善治さんは、私たちと同世代の名人であり、現在の将棋界を名実ともに引っ張っている不動の存在です。羽生さんの将棋は、素人の私が見ていても面白くて、NHKの対局で羽生さんが出ていると、思わず見入ってしまうような不思議な魅力があります。…