2010-09-01から1ヶ月間の記事一覧

世のため、人のため

最近読んだ本に、次のようなことが書いてありました。「『世のため、人のため』とよく聞く。聞くだけなら愉快なことだが、実行となると、なかなかできることではない。実行できないのであれば、寝言と変わらない。いや、寝言より始末が悪い」全く耳の痛いお…

触れるものと育てるもの

「タッチ・オブ・グローリー」という言葉があるそうです。昨年のワールドシリーズにおいて、当時ヤンキースの選手だった松井秀喜選手がMVPに選ばれたとき、まさに松井選手は「栄光にタッチした瞬間」を味わったはずです。「栄光とは、タッチするもの、触…

革命によるパワーシフト

「インターネット革命」によって権力の転移がもたらされる「パワーシフト」が、私たちの想像をはるかに超えて実行されているように感じます。産業界においては、「生産者」から「消費者」へ、「パワーシフト」が実行されているとされています。例えば、音楽…

心のいる場所

ある先生から聞いた言葉です。「過去の出来事を悔やんで過去に生きたり、将来のことが心配になって将来を生きたりして、なかなか私たちは、今を生きることができない」 「時間軸」で見てみると、確かに私自身、過去のことを後悔して過去の世界に生きたり、将…

一日の中の変化

昨日は、一日の間にいろいろな天候の変化がありました。 朝は雨が降っていて、傘をさしてはいるものの、風が強く、少し服が濡れてしまうような天候でした。涼しいというより肌寒く、半袖では風邪をひいてしまうくらいです。 昼過ぎにはすっかり雨も止み、台…

孤独とうまく向き合う

自分自身の弱さが嫌になって、「もっと強くなりたい」と思うことがあります。そして、今まで私自身が「もっと強くなりたい」と本気で思ったとき、そのほとんどは「もっと孤独に強くなりたい」という意味だったように感じます。 学生のとき、寝付けない夜があ…

孤独と向き合う

会社を設立して間もない頃、ある人の計らいにより、ある社長とお会いする機会に恵まれました。食事をして、偶然にも帰りの方向が一緒だったため、タクシーに同席させていただきました。そのタクシーの中で、その社長から強烈な一言を叩きつけられました。「…

変な癖

私が学生だったときはまだパソコンやインターネットは普及しておらず、(ワープロは徐々に普及していたものの)レポートなどは、すべて「手書き」で提出していました。そして、私は手書きで清書するとき、知らず知らず、口を少し開けてちょっとだけ舌を出す…

敵をつくらない

ある大物政治家が、側近の人に対して、次のようなことを言ったそうです。「政治家にとって、一番大切なことは何だと思う?それは、味方をつくることじゃない。その逆で、敵をつくらないということなんだ」 「敵をつくらない」ということをもう少し具体的に言…

面白みに欠ける本

最近読んだ本は、今の私には面白みに欠けていました。ある経営者が書いた本なのですが、「感謝の気持ちを大切にしよう」「職場をきれいにしよう」「約束を守ろう」など、思わず「はいはい、わかっていますよ」と言いたくなるようなことばかり書いてあったか…

空気を読む力

自分自身、まわりの「空気」を読む力が欠けていると感じることが多々あります。それは、ついつい「自分の世界」にのめりこんでしまい、まわりが見えなくなってしまうことが多いと思うからです。「自分の世界」にばかりのめりこんでいるときは、「弱い自分」…

いろいろなクマ

最近、日本の里山で、野生のクマに襲われてケガをするというニュースが立て続けにありました。私の田舎の近くの山でも、クマと遭遇したというニュースがあったようです。こうなると、決して他人事ではありません。 先日、田舎の道をとぼとぼと歩いていたとき…

二つの年齢

ある先生から聞いた言葉です。「一人の人間の中には、二つの年齢がある。一つは身体年齢で、もう一つが精神年齢だ。身体年齢は劇的な変化をもたらすが、精神年齢は緩やかに変化するため、その二つはしばしば大きなすれ違いを引き起こす」 小学生低学年のとき…

深い希望

ある先生から聞いた言葉です。「地球環境問題を論じるとき、『サステイナビリティ』(持続可能性)という言葉をよく耳にします。持続可能な社会を実現していくために、食糧の問題、水の問題、エネルギーの問題などが論じられます。果たして、持続可能な社会…

真っ白なスケジュール表

先日テレビの声が聞こえてきました。ある歌手の会話でした。「最初は、仕事が入らないことに違和感はありませんでした。むしろ、自由に使える時間が増えてラッキーくらいに思っていました。でも、私のスケジュール表は真っ白になっていて、これはどうもおか…

自分の中の鬼

最近になって実感したことがあります。それは、「自分の中に鬼が潜んでいるなあ」ということです。私は、学生のときには少し短気だと言われたことはありますが、特別怒りっぽいわけではないし、今まで街を歩いていて職務質問をされたこともないし、どちらか…

受け止めるということ

人と人が言い争っているとき、自分自身は「第三者」の立場として横から見ているうちは、比較的冷静に話を聞くことができます。途中でそれぞれの感情が高まってきたら、「まあまあ」となだめるくらいの余裕があります。ところが、言い争いの矛先が突然自分自…

22世紀の人から見た私

ブログの大きな特長は、その日記一つ一つが独立したURLを持ち、サイバー空間を漂うことにあると思います。そのため、私のような「何者でもない自分」の日記であったとしても、ゴミとして捨てられることがないまま、漂い続けます。果たして、私の日記は、…

山の精霊

以前、峠道を車で走っていたとき、突然右前方の木々の中の土が盛り上がり、3つの塊となって、車の前を左に通り抜けていきました。ものすごい勢いだったので、ついに山の精霊にでも遭遇してしまったのだろうかとびっくりして、あわててブレーキを踏みました。…

感謝の心がない商い

「感謝の心がない商いは、決して長続きしないし、そもそも商いとして存立し得ない」最近読んだ本の中に、このようなことが書いてありました。これを読んで、身につまされた気がしました。とてもシンプルでわかりやすい言葉ですが、これを日々実践するとなる…

名古屋城

先日、名古屋城に行きました。帰省するときは、いつも名古屋駅で新幹線を降りて移動します。以前に名古屋駅ビルの上階にあるレストランに行ったのですが、そこからは名古屋城が中央に鎮座しているのが見えて、なかなか絶景でした。でも、そう言えば今まで一…

サツキとメイ

「となりのトトロ」では、サツキとメイという女の子が登場し、彼女たちの目線から自然の姿がデフォルメされて描かれています。それは、彼女たちの想像力、「センス・オブ・ワンダー」を表しているのでしょうか。 お盆で帰省したとき、親戚でちょうどサツキと…

街の空気観

東京で何年も過ごすようになると、都内にいくつもある街ごとに、その雰囲気が大いに異なることがわかってきます。それは街を歩く人や建物などの雰囲気で感じるものなのかもしれませんが、コーヒーショップやファーストフード店などに入ると、その違いがより…

最期の言葉

最近読んだエッセイのような本は、非常に軽いノリで最初から最後まで書いてあって、不勉強な私でさえ「これはちょっと軽すぎるんとちがうやろか」と思ってしまいました。でも、あとがきの後に書いてあった解説文を読んで、おおいに考えさせられました。 作者…

25年後に残るもの

先日、ふとしたきっかけで、私が中学一年生だったときの出来事を思い出しました。もう25年以上も前のことです。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 中学一年のとき、私はコンクリート壁を思い切り拳でなぐり、血…

尊敬の念が飛び交う社会

日本における政治と経済の関係性で感じることですが、多くの場合、お互いを批判し合ったり、あるいは根回しなどによってお互いを利用し合ったりする関係性が強く現れているような気がします。そこからは、相手を尊重する文化は生まれてこず、ただ殺伐とした…

本当の遊休施設

「遊休施設のないよう、あらゆる資産を洗い出して、有効活用していかなければいけない」ということを耳にします。将棋で言えば、「遊び駒を作らない」ということでしょうか。最近読んだ本の中に、「遊休施設」に関しておもしろいことが書いてありました。「…

喜神を含む

「喜神を含む」という言葉があるそうです。どんなに苦しいことがあったとしても、心のどこか奥のほうに、喜びの神、喜びの心を含ませておくことが大切だという意味だそうです。苦しいことや悲しいこと、つらいことがあると、そのことが心のすべてを覆いつく…

刷り込まれた「夏休み」

今日から9月です。夏休みも昨日で終わりを告げ、今日から新学期が始まる学生の方も多いと思います。私自身、残念ながら子供がいるわけではありませんので、9月に入っても何か目に見える変化があるわけではありません。猛暑日はまだしばらく続きそうですし…